「平和祈念公園」沖縄戦が終わった場所に位置する平和を願う公園【糸満市】

当サイトはアフェリエイトを利用しています

戦争遺跡
記事内に広告が含まれています。

沖縄県の歴史を知る上で、避けては通れない沖縄戦。

第2次世界大戦で国内唯一地上戦があったのが沖縄県です。

2025年は戦後80年となる節目の年となります。

平和祈念公園を訪れ、改めて沖縄県民の苦難の日々と今の平和な日本のありがたさを感じずにはいられませんでした。

旅のアクティビティ・マーケット【Hello Activity】

沖縄戦とは

第2次世界大戦末期の1945年3月~6月にかけて、日米両軍は住民を巻き込んだ地上戦を沖縄県内で繰り広げました。

沖縄は、米軍にとっては日本本土攻略の拠点として、日本軍は本土防衛の防波堤として位置づけられたのです。

日本軍は、米軍の本土上陸を少しでも遅らせたいと考え、壕に潜んで長期戦に持ち込む持久作戦をとりましたがこの作戦が沖縄戦を長引かせてしまいました。

日米の戦死者は20万人以上で、沖縄県民は6割にあたる12万人が亡くなりました。

平和祈念公園の施設

平和祈念公園は戦没者を追悼し平和を発信する公園として、沖縄戦終焉(しゅうえん)の地である糸満市摩文仁(まぶに)にあります。

広大な敷地には「平和」を祈る施設が多くあり、それぞれで祈りを捧げながら園内を散策してみましょう。

休日にはたくさんの家族連れが利用し、広い芝生では子どもたちが遊んだりお弁当を広げたりする姿も見られるようです。

沖縄県平和祈念資料館

常設展示室は2階にあります。

「住民の視点で捉えた沖縄戦」が展示理念です。

展示室は<沖縄戦への道><鉄の暴風><地獄の戦場><沖縄戦の証言><太平洋の要石>の5つのテーマに分けられています。

沖縄戦関係実物資料や写真パネル、145人の沖縄戦体験者の証言文、約500人の証言映像などから沖縄戦の様子がリアルに伝わってきます。

じっくり見ていると涙が出てくるので、駆け足で通り過ぎちゃった

展示室を出たあとは目の前に広がる海が絶景でした。

【観覧料】 大人\300 小人\150

【開館日】1/4~12/28 9:00~17:00(入室受付16:30)

沖縄平和祈念堂

祈念堂、美術館、清(ちゅ)ら蝶園に分かれています。

【観覧料】大人\450 中高生\350 小学生以下無料

【開館日】年中無休 9:00~17:00 

【公式サイト】https://www.okinawakyoukai.jp/

わたしが行ったときは祈念像の前でイベントをしてたので無料だった

沖縄平和祈念像

祈念堂には高さ12m、幅約8mの像があります。

圧倒的な大きさでした。

この像の前にイベントスペースが設けられていて、行った日は子どもたちが沖縄らしい器楽演奏の発表をしていました。

折り鶴を折るコーナーもあり、折って入れてきました。

清ら蝶園

国内最大の蝶、オオゴマダラの飼育蝶園です。

黄金の蛹が珍しく、ずっと見てしまいました。

ハンドクリームや整髪料に寄ってくるので、蝶を自分の周りに集めたい方にはおすすめです!

平和の礎と平和の火

平和の礎は「へいわのいしじ」と呼びます。

由来は建物の基礎の「いしずえ」を沖縄方言で「いしじ」と発音するからです。

沖縄戦で亡くなった24万人余の氏名が、国籍や軍人、民間人の区別なく刻まれています。

刻銘者の数は慰霊の日(6月23日)に合わせて追加・修正等が行われているされているため、毎年増えていっているようです。

平和の広場は海岸線を眺望できる位置あり、中央には「平和の火」が灯されています。


国立沖縄戦没者墓苑

沖縄県内の戦没者の遺骨のある墓苑です。

慰霊の日にはたくさんの遺族が訪れます。

各県沖縄戦関係慰霊塔エリア / 霊域参道

参道沿いには32府県の慰霊碑が並び、毎年各府県の慰霊団が訪れます。

沖縄守備隊第32軍司令官牛島中将が自決した壕もあるそうです。

今回は行かなかったけど、20代の頃沖縄へ観光で来たときはここにも行った

わたしの出身県の前で手を合わせたよ

園路広場

毎年12月に行われる那覇マラソンの中間地点です。

参加者や応援者の思い出の公園として親しまれています。

多目的広場

県民の安らぎの場として利用され、休日には家族連れや仲間同士で遊んでいるそうです。

平和祈念公園基本情報

公園自体は無料ですが、一部施設(資料館と祈念堂)は有料です。

基本情報

住所〒901-0333 沖縄県糸満市字摩文仁444番地
電話番号098-997-2765
営業時間資料館・祈念堂 9:00~17:00
その他公園内 24時間
定休日資料館 12/29~1/3
その他 年中無休
入館料資料館 大人\300 小人\150
祈念堂 大人\450 中高生\350 小学生以下無料
その他公園内 入場無料
駐車場無料駐車場(411台分)有(10台は身障者用)
バリアフリー公園内を電気EVバスが運行(\100/回) 健常者、身障者関係なく乗車可能
祈念堂は障がい手帳が交付されていれば無料
資料館では車椅子、ベビーカーの無料貸出有
公園内で車椅子を借りたい場合は公園管理事務所で無料貸出有
公園内や各施設はスロープ等が設置
公式サイトhttps://heiwa-irei-okinawa.jp/

アクセス

那覇空港から約18km(車で約40分)の糸満市にあります。

【住所】〒901-0333 沖縄県糸満市字摩文仁444番地 【電話番号】098-997-2765

【車】無料駐車場があります。

【バス】ゆいレール(沖縄都市モノレール)旭橋駅前那覇バスターミナルから[89糸満線]に乗車(約30分)糸満バスターミナルで乗り換え→[82玉泉洞(ぎょくせんどう)糸満線](約21分)「平和祈念堂入口」で下車 

*最初の糸満線は20分に1便程度ですが、乗り継ぎバスの玉泉洞線は1時間に1便程度の便数です。

沖縄・北海道など全国のレンタカー30社比較・予約!1日2000円の最安値!スカイチケットレンタカー

6月23日は「慰霊の日」

1945年6月23日沖縄戦の組織的な戦闘が終結された日として、沖縄県では毎年6月23日を「慰霊の日」として定めています。

沖縄県内では休みになる学校や企業が多くあります。

慰霊の日の行事として、毎年6月23日には平和への祈りをこめてへ平和祈念公園で追悼式が執り行われるのです。

【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!

タイトルとURLをコピーしました